KEITO STUDIO 操作マニュアル一覧

操作

テキスタイルを生成する

テキスタイル生成では、素材・組織・生地名・柄などの条件を指定して、生地のスウォッチ画像(1辺1Kピクセルの正方形)を作成します。手元に素材写真がなくても、条件の掛け合わせだけで生地のイメージを作ることができます。

作成した画像は、「スケッチから完成イメージ」の柄・テクスチャー画像として使うほか、「カラー/素材編集」の生地スウォッチとして既存の商品写真の生地を貼り替えるのにも使えます。前者は「まだ服がない状態から柄違いを試す」、後者は「すでにある商品の生地を差し替える」という使い分けになります。

このツールが向いていること・いないこと

このツールは、既存のサンプルにはない生地イメージを作るためのものです。素材・組織・柄・柄の出し方・色を掛け合わせることで、既製の素材写真では見つからないような生地を作成できます。

一方で、無地のブロードやデニムのような定番の生地は、生成AIの出力制限にかかって作れないことがあります。ありふれた見た目の生地ほど起きやすい制限で、同じ条件でも通るときと通らないときがあります。定番の生地は手持ちの素材写真を使うほうが確実で早いため、このツールは「探しても見つからない生地」にお使いください。

また、生成されるスウォッチはシームレス(継ぎ目なくタイル状に並べられる画像)ではありません。参照用の1枚として使う前提の画像です。

生地を指定する

生地は素材 → 作り方 → 組織 → 生地名の4段階で指定します。上の項目を変えると下の項目の選択肢が切り替わる仕組みで、たとえば「編物」を選ぶと組織から平織・綾織が消えます。実在しない組み合わせを選べないようにするためです。

各項目には「指定しない」があり、すべてを埋める必要はありません。

素材

繊維を天然繊維(植物)/ 天然繊維(動物)/ 化学繊維(再生・半合成)/ 化学繊維(合成)/ 混紡の5グループから選びます。綿・麻・ウール・カシミヤ・シルク・レーヨン・ポリエステル・ナイロンなどが含まれます。

糸を持たない皮革(本革・合成皮革)もこの項目で選びます。皮革を選ぶと、次の「作り方」は自動的に「皮革(なめし)」だけになります。

作り方

織物 / 編物 / その他(不織布・ラミネート)の3種類から選びます。素材で皮革を選んでいる場合は「皮革(なめし)」になります。

組織(皮革の場合は表面仕上げ)

平織・綾織などの三原組織、つまり糸の交差構造そのものを指定します。「織物」を選べば平織・綾織・朱子織・パイル織など、「編物」を選べば天竺・リブ・スムース・鹿の子などが並びます。

素材が皮革のときは、この項目が表面仕上げ(スムース / シボ(シュリンク)/ 型押し / スエード / ヌバック)に変わります。素材とは独立しているため、本革×スエード=本スエード、合成皮革×スエード=人工スエードのように組み合わせて指定できます。

生地名

ブロード・オックスフォード・デニム・ツイード・コーデュロイといった、実務で使う生地の呼び名を選びます。生地名は「繊維・組織・番手・密度・加工」がひとまとまりになったものなので、選ぶと素材・作り方・組織も自動で合わせて入ります(例: デニム → 綿 / 織物 / 綾織)。自動で入った内容は後から変更できます。

素材が皮革のときは、生地名の選択肢はありません。皮革は「素材」と「表面仕上げ」の組み合わせで表現します。

厚み・加工

厚みは薄手 / 中厚 / 厚手から選びます。加工はウォッシュ加工 / ワッシャー(シワ)/ ピーチスキン / 起毛 / 光沢(カレンダー)/ マット / ヴィンテージ退色 / コーティング / シレー加工から選べます。どちらも指定しないまま生成できます。

柄と色を指定する

柄は生地とは独立した項目です。無地のままでも生成できます。

無地・杢 / ストライプ(縦縞)/ ボーダー(横縞)/ チェック(格子)/ ドット / 花・植物 / アニマル・自然 / 幾何・民族 / キッズモチーフの9グループから選びます。

日本語では縦縞をストライプ、横縞をボーダーと呼び分けます。このツールもその区別どおりに生成するため、ストライプを選べば縦縞、ボーダーを選べば横縞になります。

「無地」や「杢」を選んだ場合は、柄に関する以降の項目(柄の出し方・柄の大きさ・柄色)は表示されません。

柄の出し方

同じ柄でも、糸を染めてから織る(先染め)か、生地に印刷する(プリント)かで見え方が変わります。

  • 先染め … 柄が織り目・編み目に沿い、輪郭が組織の段々になります。裏まで柄が通ります
  • プリント(後染め) … 表面だけに柄が乗り、輪郭がシャープになります。生地の凹凸の上に柄が乗ります

選べるのはプリント(後染め)/ 先染め(織り柄)/ 先染め(編み柄)/ ジャカード(織り出し)/ 刺繍 / 箔・フロッキーです。柄ごとに選べる出し方が絞られ、既定値も自動で入ります(ギンガムやタータンは先染め、花柄やアニマル柄はプリントが既定です)。

柄の大きさとスウォッチの実寸

生成結果がいちばんぶれやすいのがこの2項目です。

「ギンガムチェック」とだけ指定すると、AIは2mm角にも10cm角にも描いてしまいます。そこで、スウォッチの実寸(10cm角 / 20cm角 / 30cm角。この画像が生地の何cm四方を写しているか)と、柄の大きさ(極小〜0.5cm / 小1〜2cm / 中3〜5cm / 大8〜15cm / 特大20cm〜)の2つを指定します。この2つの比から「画像の横幅に何回リピートするか」が決まります。

柄の大きさが思ったとおりにならないときは、この2つを調整してください。

なお、ピンドット・コインドットのように名前自体が大きさを含んでいる柄は、選んだ時点で目安の値が自動で入ります(変更できます)。

無地の場合は「色」、柄がある場合は「地色」と「柄色」を指定します。柄色は最大3色まで追加できます。柄色を指定しなければ、その柄の一般的な配色で生成されます。

追加メモ

選択肢にない要望は自由文で入力できます(例: 少し色あせた古着っぽい風合いで)。反映されるのは生地の見た目に関する内容だけです。

生成する

条件を指定して「画像を生成」を押すと、10クレジットを消費して生成が始まります。出力は正方形・1Kサイズです。「リセット」を押すと条件を初期状態に戻せます。

指定した条件が定番生地に近い場合、出力制限にかかって生成できないことがあります。この場合はシステム側で自動的に数回振り直したうえでエラーになるため、同じ条件のまま繰り返しても結果は変わりません。柄・色・加工などの条件を変えてお試しください。

作った生地を使う

生成した生地は、ギャラリーから他のツールへ送れます。

  • スケッチから完成イメージ … ギャラリーの詳細画面から「柄・テクスチャーとして」送ると、スケッチの柄・テクスチャー画像に入ります。スケッチ側の柄の欄から直接選ぶこともできます
  • カラー/素材編集 … 参照画像の役割を「生地スウォッチ」にして使うと、商品の生地を織り目・柄ごと貼り替えられます